望月

戦場の中、月光が眩しいほどに。

背後から酷く明るい光が、己の血塗れの姿を象る。
己の掌の血の色は、これほどに薄いのに。







この“望月”は満月の意味だそうです。あと月を眺めるという意味もあるとか。素直な意味だ…。
当初は満月→狼男→甘興覇かなーとなかなかに失礼な連想ゲームをしていたのですが、姜伯約になりました。
それにしても、月ってすっごく絵心誘われるものがありますが、月自体が難しいですクレーターとかどう描けば。
今のところ回避しているのですが、他のがばんばんくるんですよね今から不安です。

姜伯約ってなんか血色が少し悪いというか、色が白いというか、武官のくせに赤銅色の肌じゃない。
というイメージもあれば、肌はがっさがさに荒れている感じもするし、肌の色塗りの度に迷います。
今回の絵では、満月を水面で表現しようとして玉砕。
それより水面がこんな真っ赤になるような戦闘を何時したんだお前…。


用紙サイズ:B5 使用画材:不透明水彩、墨汁

06.10.06完成




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