その時から、討呉に囚われた。

昏き灼熱

羊叔子です。下書きから色付けまで最短で描き上げました奇跡ー!!
呉からの降人、歩セン救出失敗のイメージで。陸幼節に完敗した作戦ですね。
羊叔子にとって、討呉が生涯の事業になったのはこの瞬間ではなかったのではないでしょうか。
二国が鼎立している状況とはいえ、三国時代初期ほどに戦が頻繁に有るわけではなく、羊叔子自身、
落城とそれがもたらす結果を初めて目の当たりにしたのではないかと。(歩氏一族は一人を残して全滅。)
中華の統一が成されない限りこのようなことは何度でも起こりえる、その危機感ゆえに討呉の急先鋒となったのかなあと。
ですが、晋による統一が、逆に隋に統一されるまでの大混乱の序章となるというのは皮肉すぎる…。
羊叔子も、心の動きが分かりにくくて空想のし甲斐があります。(空想なのか。)

用紙サイズ:B4 使用画材:不透明水彩、色鉛筆、アートペン、和紙

07.02.02完成